BRM806東京200金太郎ナイト

初めてのナイトブルベに挑戦。エントリーのきっかけは600kmに挑戦する時に高価なライトを買ったこと。

夏は暑いしブルベはお休みしようと思っていたけど、200kmのナイトブルベを発見。せっかく購入したライトを活用したいという気持ちもあるし、そして何より今の私の状況だと何かにエントリーして走る理由付けをしていかないとなかなかモチベーションが上がっていかないということもある。

命綱である前照灯はVolt1200とVolt400。一晩越えて走り続ける必要があるので、念のためVolt400用の予備バッテリーを追加で一つ用意。さらに8,000mAのモバイルバッテリーも。モバイルバッテリーはGarminにもiPhoneにも使えるし。


214km / 2,044UP / 9時間54分

当日の昼間に睡眠するために、前日は遅くまで起きていようと思ったものの、あっけなく0時に撃沈。

妻が夏休み中の子供を連れて長崎へ出張しているので、ゆっくり起きて撮り溜めていた映画を見ながらのんびり。結局3本を鑑賞。合間に最近履かせているパワータップからRovalに履き替えた。

早めに夕飯を食べて、18時30分に自宅を出発。ゆっくり走って19時にスタート地点到着。

すでに10名以上の参加者が集まっている。とどろきアリーナポケモンGOの何かの場所になっているのか、携帯を持った人たちもたくさん。20時のスタートに向けて、あたりは徐々に暗くなっていく。


続々と集まってきて受付を済ませたらブリーフィング。総勢70名くらい? 私はBスタートになっていたので、ブリーフィング終わって一旦トイレへ。戻ってきたら、AグループとBグループの車検を開始していたので、すぐに車列に並んでスタート。

ほぼ同時にスタートした夫婦?カップル?を中原街道途中でパスさせていただき、マイペースで進む。自宅近くを抜けていくところで、勢い良く抜いていく人が一人。ちょっとペダリングに無駄な力が入っていて落ち着いた感じがしないのでスルー。しばらくして彼は見えなくなって、後ろを振り返っても誰もいない。

スタート直前にトイレに行っていたので気がつかなかったけど、前にスタートした人があまりいないのか、それとも私よりも速いペースを刻んでいるのかハッキリしないけど、走れど走れど前の人に追いつかない。走りやすくていいけど、まだ序盤なのに怖くなるほどまでに後ろからも人が来ない。

瀬谷を抜けたところで前方にランドヌールを発見。かなり早い段階で抜かれた彼だった。追いついてしまうが、水を買っていく、ということで先に行かせてもらう。確かに今日は湿度が高くて、私もすでにボトル一本がほぼ空になっている。ツールボトルがボトルケージ一個を占領してしまっているけど、念のためペットボトルを背中に入れてきて正解だった。凍らせてきたから冷たくて気持ちいいし。

またしばらく一人で走行。平坦30kphくらい。厚木を抜けるあたりで後ろからライトが近づいてきてしばらくロックオンされる。自慢ではないが登りはかなりゆっくり目に登る(ゆっくりとしか登れない)ので、焦れたのか抜かれたw 勝手にTREKさんと命名(笑) その後も平坦でジワジワ、下りで一気に追いつき、登りで離れるを繰り返していて、私とは根本的に走り方が合わないw 一緒に走ったら疲れるな〜なんて考えていたらPC1到着。


PC1 (47.0km) 8月6日PM9:59 デイリーヤマザキ平塚北豊田店


先着のランドヌールが3名。お一人はすぐにリスタートしていった。残る2名は浜名湖600にも参加していた「ちゃりん娘」の親子?。サクッと飲み物と食べ物を買って外に出たら、お父様がトイレで年頃の娘さんが一人になっていたので、危ない男が近づいてもいけないと思い、話しかける(爆) 浜名湖600のツラくも楽しかった思い出話を共有したところで、お父様が戻ってこられたのでお先に出発させていただいたw

いつもの国府津方面へ向かう時は農道を抜けてR63へ抜けるのだけど、今回はここから足柄方面へ向かう県道77号。キューシートとGarminにダウンロードしてきたナビを見ながら進む。PC1を先に出ていたTREKさんに信号ストップのタイミングで追いつき、”あ、しばらく見える範囲でペース合わせていきたいな”なんて思った直後にTREKさんがパシューーーーンと盛大にパンク。。。

一緒に止まるわけにもいかず単独走アゲイン。レイクウッド、平塚富士見CCの前を抜けて松田を経由して南足柄を目指す。真っ暗だから景色もサイコンも見えないから、逆に自分の身体と対話しながら黙々と走れる感じ。

ちなみに今回はキューシートに長めの登り区間をメモしてきた。おおよその目安だけど心の支えになったり、ならなかったり。

私がルートラボを目安にメモってきた情報では81.9km折り返し地点がKOM。金太郎伝説の看板で写真を撮るのだけど、そこまでは6kmほどの登り。途中、斜度がキツイ区間もあってなかなかにハード。折り返し地点の手前3kmほどの右側に自動販売機を発見して、”頂上に自動販売機がなかったら、折り返し後のあの自動販売機でゼッテー炭酸飲んでやる”と心に決める。


通過チェック (81.9km) 8月6日PM11:48 金太郎伝説の看板


無情にも頂上にはただの看板しかなく、折り返して予定通りの自動販売機で炭酸強めのサイダーでリフレッシュ。

すぐに右折して足柄街道に入るところで、「ちゃりん娘」親子がパンクなのか停止していた。「お疲れ様でーす」と声をかけてアピール(何のだ?)しておく。

事前情報というか自分で調べただけだけど、折り返し後は下り基調で小田原まで、と思い込んでいたのだけど、ところがどっこい、斜度キツめのアップダウンが多くて、自分のメモを恨む時間が続く。

途中、左側の視界が開けると、小田原の街と思われる夜景が見える。綺麗だけど停まって写真を撮るほどではなく。

小田原まで下りR1に出たところで、空腹と疲労を感じてきたのでコンビニストップ。ここで時刻は1時半。普段ならとっくに寝てる時間。まだ半分近く残っているけど、湘南国際村以外はほぼ平坦だし、所要時間は前半ほどはかからないだろう。湘南国際村に3時半、15分休憩したとして6時前にゴールと計算。

で、ここから湘南国際村までの海岸線が眠くて一番きつかった区間。本来であれば平坦区間だし、速度もそこそこ乗せて走れる区間のはずだけど、眠くて意識が飛びそうで30kphでない。。。太ももを叩いたり、ストレッチしたり、飴をなめたり、ガムを噛んだりするも効果薄い。無駄に疲れるけど、やっぱりモガクことが一番効果的だった。

と、一台に抜かれる。ヘルメット尾灯がハート型さんと命名。信号待ちした時に「眠くないですか?私はもう眠いです〜」と言ったら「話しながら一緒に行きますか?」と声をかけてくれたけど、私の遅いペースに合わせてもらうのも気が引けたので先に行ってくださいと伝える。が、バックミラーをちょこちょこ見ながら、私の動向を見ながら走ってくれていて、そこまで離れないペースでしばらく前にいてくれて非常に助かりました。ありがとうございました。


PC2 (155.5km) 8月7日AM3:32 ファミリーマート湘南国際村

予定通り?3:30に到着。ここで序盤にパンクで離脱していったTREKさんが追いついてきて無事再会を果たすw 会話はしてないけど。そこになぜか先を行っていたはずのヘルメット尾灯がハート型さんが。先ほどのお礼を伝えると空腹のため途中ストップしていたとのこと。緑のキャノンデールさんも初登場。

ここからは信号も交通量も多い市街地走行が増えるので、ここまでとは違う神経を使う。一番眠い時間帯を脱したようで、走行速度も30kphあたりで推移。

何度も通った八幡橋から横浜スタジアム前のルートを通ってみなとみらいへ。観覧車前を5時04分に通過。このままだとゴールは6時頃かな、と思いをはせるが、エネルギーが少なくなりカラータイマーがピンコンピンコンとなり続けている感覚。


ここで前にランドヌールを発見。ここまで走ってきてお初の方でレーパン短めサーベロさんと命名w 前半はペースを上げていたのかな? 信号待ちで少しお話ししたら、やはりナイトブルベは後半ペースが上げられなくてツライと。みんな一緒だな、と安心する。ハムの筋肉がすごく印象的。信号スタートで巡航速度まで上がる速度が速く、あっという間にはなれるけど、信号のタイミングは私の味方をしてくれていて、結果鶴見まで付いたり離れたり。


ゴール (202.8km) 8月7日AM5:54 サークルK川崎苅宿店

先にゴールしていたレーパン短めサーベロさんと再会。ガリガリ君を食べながら少しお話しして別れた。

武蔵中原のジョナサンでゴール受付をして帰宅。いつも楽しいブルベを企画してくださるスタッフの皆様には感謝。

帰宅途中にはすでに気温が30度近くまで上がり、まだ走り続けている方は大変だな〜と健闘を祈りながら帰路へ。


気になったライトのバッテリーは暗い夜道や峠の下り以外はオールナイトモードで走るという節約を心がけたおかげか、Volt1200は充電せず、Volt400は予備バッテリーに交換することもなく対応できた。どちらもバッテリーLOWの赤いライトすら点灯しなかった。
ただ峠の下りや街灯が乏しい道ではやっぱり明るいライトは正義だ。最強モードにせずともミドルモードで十分明るくて、ほとんど昼間と変わらないペースで下れる。もっと暗くて長い峠を何度も越える300とか600のブルベだともっと最強モードにすることもあるだろうから、充電したり、予備バッテリーへの交換とかも必要になってくるだろう。

ちなみにGarminは帰宅後に確認したらバッテリー残量29%だった。

というわけで初めてのナイトブルベは無事に帰還することができました。夏場は涼しいからナイトブルベはいいですね。機会があればまた参加してみたいと思います。

次走は外せない出張が入らなければ、9月3日のランドヌ東京さんの伊豆網代200kmの予定。これはKMから4人?でるから楽しみ。

直後の出張で移動時間がたくさんあったから記憶をたどりながらゆっくりと今回の記事を書けた。