初めてのツールド沖縄
11月14日は私の誕生日だったのです。ちなみに2010ブエルタを勝ったニバリも同じ誕生日。
ツールド沖縄 市民210km 108位
あまり緊張することなく3列目辺りからスタート。
序盤の平地70kmは、たいして速くないペースで進む。まずは真ん中あたりで様子を見てました。
KMから参加のタカヲさんや青葉隊から参加しているキングmuRataさんやtrek5200さんと時折話しながら。
ただ、後方にいるとところどころ道幅が狭くなる所でかなり減速することになるし、15キロ地点あたりで一度落車もあり(無事にリスタートできたようですが、コノ落車にtrek5200さんが巻き込まれたとのこと)、徐々に前にあがっていく。
Tinoueさん、マコッチさん、マスダさん、ガリさんなど一緒に走ったことがある人の近くをなるべく走るように心掛ける。
この頃、先月のウィダー鈴鹿3時間ソロで優勝したキナンの方も発見して、脚を使わずに前方をキープしていたので張り付く。(結果この方は11位!)
普久川が近くなってきたのかキナンの方がスルスルと前に上がっていくので私もついていく。
前は有名選手を中心に回している感じで自然とこれに加わる形に。
なんか自分がツールド沖縄210kmの先頭交代に加わっているって不思議。だけど楽しい。周りは上手い方ばかりなので集団の中にいるよりも怖くないし。
そして普久川への登りに突入。
一気にペースが上がる。前で数名が抜け出す。
しばらくしたら後ろから乗鞍チャンプ含め数名が登場。周りは余裕のシッティングですが、私は必死の立ち漕ぎ。
かなりキツイのでちょっとペースを抑えて最後尾に回って休む。
どうやら先頭集団はあっという間にいなくなり、これは第二集団だった模様。集団とはいえ、バラバラとした感じだけど。
瀕死状態で普久川をクリアし、まこっちさんやトラクターRCの方など見たことがある人の後ろ姿を見ながらアップダウンをこなす。
ちょっとした丘が腹立たしいほどにキツイ。沖縄ってこんなに坂があるのね。
で、あえなく奥の登りで千切れました。この千切れた時の場面はしばらく夢に出てきそうなほど悔しかった。
でも後続はまだ見えないし、幸い一緒になるしまの方と千切れたので、二人で懸命に回す。と言っても、彼の方が強いので、6:4か7:3くらい。
途中140kmの千切れた人1人を吸収して、なんとか2回目の普久川の登り入り口にたどり着く。
が、ここで竹谷さんが牽く第二集団に追いつかれる。。。平地ならまだしも登りの入り口で追いつかれるという最悪のタイミング。
Y岡さんに「ナイスファイトです! がんばって!」と声を掛けてもらうものの脚は言うことを聞いてくれない。
一緒に走ってきたなるしまの方と「脚使いすぎたね〜(苦笑)」と言いながらなんとかこの集団の後ろに食らいつくべく、身体にムチ打つものの無情にもジワジワと離れていく。悔しいったらありゃしない。
半分ほどであえなく脱落。。。情けないったらありゃしない。
正直、「こんな位置でレースするために一年間頑張ってきたんじゃない!」とレースをやめようかとも思った。
でも来年の為にも(既に行く気マンマン:笑)コースを全部走っておきたかったし、なにより沖縄までレースの為だけに来ることを許してくれた家族に申し訳ない、と思いペダルを回す。
210kmの方たちと一緒に数名のグループで走り続け、かなり後ろの方で完走。
今回、初めてツールド沖縄を走ってみて、最高のコースだと感じました。
このレースを1年間の目標にする人がたくさんいる、というのも納得です。
ルートラボや他の人のレースレポでは分からないほどアップダウンがあることが分かりましたし、これだけの公道を交通規制をかけてレースを開催し、ボランティアでボトルを配ってくれるたくさんの人や道路脇で応援してくれる地元の方たちの温かさに感動しました。
「レースをする」という意味では、本当にロードレースの力が必要だなと感じました。
サーキットコースを周回するエンデューロレースではごまかせても、沖縄では全く通用しない、ということも分かりました。
来年も必ず行きます。来年は終盤まで先頭集団に残りたい。一つでも上でゴールしたい。
ちょっと無謀な目標だけど、不可能だとは思いません。不可能だと思ったらやってられないし。
夜はFunride 元編集長主催?の打ち上げに参加させてもらいました。元編集長はレース中の落車で肋骨骨折していたのに酒をガブガブ飲んでました。
LEGONの鶴見さんも同じ焼肉屋で打ち上げをやられていて、時々こっちにも来てました。
総勢30人以上で食べて飲んで大騒ぎ。終盤には全日本チャンプ宮沢選手も登場してiPadを出してきて来年乗るチッポリーニのマシン説明をしてくれたり気さくな方で、とても楽しかった。
ホテルに戻った後は、シャワー浴びて即就寝。