ウィダー鈴鹿 2日目

8時間チーム 6位
2日目は「MS97 with KMC」というチーム名で8時間エンデューロに挑む。

メンバーは、Max Speed 97からびーん隊長Y岡さん、KMからE口さんと私。

走る順番は、耐久職人であるY岡さんの指示で、私-Y岡さん-隊長-E口さん、の順に決定。

できればスタートの私が2時間、Y岡さんも長めに走り、隊長とE口さんの脚を温存。特に最後のスプリントでE口さんを解放するためにE口さんの脚を温存する作戦。

スタート地点には隊長が先にいき場所をとってくれているので、スタート直後のハイペースに対応するためにローラー台で入念にアップ。

15分前に下りていくと・・・最前列ど真ん中を陣取っている隊長が大きく手を振っている! ってそんなど真ん中じゃ緊張するではないですか。。。


隣は有力と聞いていたチーム光さんですし(苦笑)。30分以上前から並んでくれて最高の場所を確保してくれたので感謝。左にはMax Speed 97 から8時間ソロにエントリーのM原さん。

前日と同様にバックストレート中ほどでリアルスタート。またも一列棒状。

メーターの調子が悪く(後で気付いたらStartボタンを押してなかっただけ)速度も心拍も分からないけど、昨日よりツラく感じる。

どんどん集団は小さくなっていく。

予定2時間のところ、1時間手前で交代の合図を出しちょうど1時間で、Y岡さんに交代。自分の仕事をこなし切れず仲間に迷惑をかけてしまい、ちょっと自己嫌悪。。。

昨日6時間チームエンデューロで5位に入り疲れているはずのY岡さんが脅威の2時間を走りきる。強い。さすが職人です。

ここで次の隊長がド緊張のなかスタート。死ぬ気で踏み集団に合流。そのまま5周くらい?走りきり見事E口さんにつなぐ。

E口さんは全く危なげなく周回をこなしていく。さすがは悪魔。悪魔の目にはホームストレートは平坦に見えていたそうです。

さあ、ここで残り約3時間。

耐久職人のY岡さんと相談して、ラスト30分をE口さんに託すとして残る2時間半を私とY岡さんで回すことに。隊長はさっきの1回だけの出走になってしまうけど、本人も「後は任せた」というので飛ばすことに。

1時間15分〜1時間半を走ると告げてピットアウト。2回目の走行へ。

ピットを飛び出して全力で集団を追う。バックストレートを使いスプーンに入る手前でお尻に連結するも、スプーンで5人ほど前で中切れ。周回遅れの人らしく追う気が無い上にどかないのでどんどん前と間があいていく。。。最後尾から飛び出て、ダンロップでなんとか合流。ふ〜、危なかった。

時間的にもしばらくペースは落ち着くかな?と思っていたのだけど、そうは問屋が卸さない。。。

どっかのチームが逃げている、との情報が。私は集団に追い付くことで必死だったので分からなかったけど、どうやらADONが逃げている、とのこと。

ダンロップでどっかのチームから「前40秒!」という声が聞こえる。最大1分半ちかく開いたらしい。

逃げが生まれた以上、先導のマトリックスの選手達は牽かない。もちろんADONのもう1チームも牽かない。

ということで、トラクターRCの2チーム、Y'S Racing、鷹組(MS97と仲良しチーム)、ダイモンレーシングとウチの6チームで回す。必死で追走。この時のLAPタイムが7分50秒。

5周か6周追走し、私の最終ラップのヘアピン手前で逃げていたADONを吸収。

が、オーベストの○原選手とトラクターRCの背中から明らかにカウンターアタックのニオイがする(冷汗)。

予想通り捕まえると同時にカウンターアタック。そのままS字までハイペース。

ホームストレートに入ったところで一旦落ち着いたように見えたので(この判断が大失敗。すいませんm(_ _)m)予定通りピットイン。この時、一緒に追走していたY'S Racing と鷹組も一緒にピットイン。

Y岡さんに「逃げを捕まえたけど集団は不安定」と伝えて送り出す。

・・・が、Y岡さんの必死の追走も集団に復帰できず。同じタイミングでピットインしたY'S Racing と鷹組も合流できなかった模様。

ただADONは単独追走して追い付いたと実況が入る。

これで、上位6チームが2つに分断。

ラクターRC、ダイモンレーシング、ADON 〜 Y'S Racing、鷹組、ウチ

先頭集団から千切れれば、集団なんぞは皆無でひたすら単独走。必死に追走しながらY岡さんが「4周で回して行きましょう」と叫んでいく。

そうなると残り時間を計算して、隊長か私が3周走り、ラスト30分でE口さんにつなぐのが理想。

トイレ待ちしていた(笑)隊長を捕まえて話すと、「俺が行く」と。カッコイイ。でもY岡さんの帰りを待つ隊長はめちゃくちゃ緊張してましたけど。

隊長を送り出し、コースサイドで応援していると・・・通過しながら必死の形相で「次入る!」と叫んでいる。よほどツラかったのでしょう(笑)。

ただピットは大慌て。さっき走り終えたばかりのY岡さんとアップしはじめたばかりのE口さん。

残り50分ほどをE口さんに任せるか、私がつなぐか。悩んだ末に後者を選択。

アップなしでとりあえずコースイン。個人TTでバックストレートを駆け下りる。

スプーンでトラクターRC(先頭争いをしている方ではない)とどっかの2チームに合流して3チームで回していく。

ダンロップで隊長が「前50秒!」と叫んでいる声が聞こえる。

よしこのままだ、と思うも、ホームストレートでその2人が「すいません。交代なんです。」と離脱していく(泣)。

が、トラクターRCは絶対に一緒に走りたいので、「じゃあ次のライダーにも合流するよう伝えて」とお願いしておく。

シケインを独りでクリアして「前40秒!」と聞こえる。あと1周。"1秒でもいいから絶対に縮めてE口さんに繋ぐんだ"の思いだけで力を振り絞る。

スプーンで約束通り、後ろからトラクターRCが合流。一緒に見えない前の選手を追う。リズムも合い、疲れている割にはかなり良いペースで走れたと思う。

そして今度のホームストレートでは私が離脱するので「あとからチームメイトがいきます」と伝えてピットイン。

E口さんに代わりながら「前に○○○番のトラクターがいます」と伝えて最後のライダーチェンジを終える。あとはE口さんに託す。

この時、Y'S Racing 〜(30秒)〜鷹組〜(15秒)〜ウチ

E口さんが激走。

鷹組を捕まえて、なおも前を追う。

耐久職人のY岡さんが前との差を測りながらシケインダンロップでタイム差を伝える。

ラスト2周で、Y'S Racing 〜(20秒)〜ウチ、鷹組

前のY'S Racing の選手はかなり疲れているように見える。同じ集団の鷹組もキツそう。捕まえられれば4位だ、と応援にも熱が入る。

でもY'S Racing の選手も底力を発揮してなかなか20秒から差が詰まらない。

時間的にラスト1周。

シケインを通過するE口さんに「前20秒!」と伝えてからゴールを見届けるべくホームストレートへ移動。

あと数分で8時間の戦いが終わる、そう思うとグッとくるものがある。ヤバイ、泣きそう。

Y'S Racingがゴール。残念ながら捕まえることはできず。

残るは5位か6位か。

鷹組のアンカーはバンクでもかなり速いというスプリンター。

E口さんもスプリントでは勝ち目がないと悟り、早掛けで仕掛ける作戦にでるもラストで差されて無念の6位でゴール。

そして悔しさを忘れないためにも優勝を賭けたゴールスプリントを見る。

1コーナーから先導バイクのライトが登ってくる。

先頭3チームの迫力のゴールスプリント。結果は、競輪選手を投入したダイモンレーシングの優勝。トップ3チームは別格でした。

二日間通して感じたことは、「レースの主導権を握り展開を作れるようになりたい」ということ。

事実、トップ3のダイモンレーシング、トラクターRC、ADONは逃げてみたり、集団をふるいにかけたりと展開を作りながら、終始集団をコントロールしていた。

悔しいけど自分にはまだあの実力は無いと感じた。だけど・・・絶対に埋まらないほどの差ではないとも感じた。


絶対に強くなる。勝ちたい。


トロッフェ・バラッキに参加されたひ○るさんは見事4位入賞。8時間ソロに出たM原さんも10位と参加したレースの全てで好成績。


夜はMax Speed 97のひ○るさん、あ○が○さん、か○みさんと6人で打ち上げ。韓国料理屋でお腹一杯食べた(隊長はやっぱり落車したけど)後は、ひ○るさんと4人でラーメン屋へ。



隊長、Y岡さん、E口さん、本当にありがとうございました。

隊長が強く誘ってくれなければ今回のウィダー鈴鹿へ参加することは無かったと思います。最高のメンバーで8時間を走りきれたことを心から誇りに思います。誰か1人が欠けてもこの結果は出せなかったと思いますし、この感動は得られなかったと思います。最高のメンバーでした!!次はもっと上を狙いましょう。

そしてMax Speed 97 のリーダー、ひ○さん、か○みさん、あ○が○さん、本当にお世話になりました。鈴鹿へはまた必ずリベンジしに遠征しますので、その際は宜しくお願いします!