JCRC西湖 当日編

ツールドジャパン第5戦西湖stage兼JCRC11戦

■当日編
朝5時にS井さんの携帯電話のハードロックなアラームで目覚める。S井さんはまったく起きる気配なし。二度寝しようと思ったけどテンションも上がり寝れなくなったので、布団の上でストレッチしながらおにぎりを食べる。

外はものすごい霧。50mほど先の河口湖が全く見えず。

7時半に宿を出発。河口湖周辺は霧がすごかったけど西湖に向かうと晴れてきて良い天気。

8時に駐車場に到着。S井さんのレースが10時53分、私のレースは12時25分スタートということもあり、まったり過ごす。

それでもS井さんは交通規制解除のわずかな時間を使って試走へ出かけ、駐車場近くの一般道でアップをしている。私は暇なので駐車場をウロチョロしたり、メーカーブースを見て暇つぶし。

そうこうしている内にS井さんのレースが近づいてきて召集場所へ移動。私はS井さんのレースを見てからアップをすれば間に合うのでスタート/ゴール地点で見学することに。

目の前には実況の方と富永アナ。ちなみに富永アナも直前のWクラスを走っていました。そうそうWクラスといえばモーニング娘のよっしーも参加していました。

さてS井さんのF1クラスがスタート。二列目からスタート。見学とはいえ、1周10kmのコースを2周するレースなので1回応援したら2回目はゴールとなる。ん〜、短いな。

2周目突入時も集団前に位置取りしていて、S井さんの実力を考えても十分期待できる。続々と各クラスがゴールする中、ついにF1クラスの集団先頭が見えてくる。

先頭で誰かがモガいている後ろに赤と黒のKMジャージが見える。あまり横に広がったスプリントではなく、かなり縦長で最後の緩い坂でバラけたままって感じ。

S井さんは見事2位獲得。おめでとうございます!

私にプレッシャーがかかったことは言うまでもありません。同じくレース直後のS口さんにローラーを借りてアップ。


■レース編
私のでたCクラスは3周30kmのレース。正直言って短かすぎます。おまけにド平坦なので集団のリストラもほとんどできない、されないだろうと予想していました。

コースとしては、前半は平坦〜緩いコーナーが連続し、1つめの直角コーナーを曲がった後は直線とほんとに緩〜いコーナーがあり、2つ目の直角コーナーを抜けた後に200m位の緩い坂、その後一度平坦になったあと最後の緩い坂を越えたら400m位でスタート/ゴール地点という感じ。

スタート直前に俳優の塩谷瞬さん(前日の中野浩一氏の紹介によると高校時代は自転車部に入っていて競輪学校に入学することも考えたとのこと)とシャ乱Qのまことさんが同じC1クラスを走るというアナウンスが入る。おまけにTV撮影でカメラも走るという。これで一気にテンションアップ(笑)

なぜか競輪S級の新田選手もC1クラスで走るらしく、かなり豪華なゲスト。

そしていざスタート。

スタート直後は周りのメンバーの様子も掴みたかったので前から7〜8番手で走行。3つ目のコーナーでいきなり横に居た方がフラつき肩がぶつかる。それを見た後ろから声が上がる。

結論から言うとこの方はかなり要注意人物。走りが危険という意味で。2箇所ある直角コーナーでもラインを急に変えて前走車の後輪にハスるわ、集団で密集してただまっすぐ走っている状況でいきなり横に平行移動するわ、人間の動きを見てもキョロキョロ落ち着きがなく、かなり鬱陶しかった。あまりに危険なので二回声をかけて注意を促す。

話を元に戻します。レース序盤は先導車の後ろにTVカメラのクルーが乗りカメラをこちらへ向けているので皆気を遣っている様子(笑)。が、それも自然に消滅(爆)。まあこっちはレースしている訳だからそりゃそうだ。

気になる競輪の新田選手は前から4〜5番手あたり。左右から選手がどんどん前に上がってくる状況の中、油断しているとすぐに集団後方に下がってしまうのですが、新田選手は常に4〜5番手をキープしている。集団内での位置取りも上手いと思いましたが、位置をキープする技術も上手いな〜とレース中なのに感心してしまいました。

ところどころで小さなアタックがかかりますが、どれもすぐに吸収。アタックというよりは集団を活性化するため?という感じ。

あっという間に3周目。最終周回に突入。ストレートで後ろを見るとまだまだたくさん。ポイントは2個目の直角コーナーを抜けたあとだと集中。ここにアウト側から進入して1つ目の坂で前から3人目辺りまで上がり、最後の坂途中から仕掛けて平地は踏み倒す作戦。

が、皆同じことを考えるようでコーナーへアプローチする直線でアウト側にいたつもりがどんどん右側から上がってきて気づいたらかなりイン側に(汗)。

ここでイン側だとかなり失速してしまい集団後方へ下がってしまったけど、気合を入れて踏んで前に上がる。その後傾斜が緩くなったところでも左側(←ここがミソ)からガシガシ前に上がる。ようやく前から10番手辺りまで上がったところで最後の登りに進入。

脚に余裕があり周りも良く見れていた。

ほぼみんな立ち漕ぎでペースアップ。左側からまくるつもりで誰も入れないようにしてスペースを空けておく。が、登り切る辺りでアクシデント!!!

私の右前を走行していた人が落車。地面に叩き付けられる瞬間をスローモーションのように見ながらも、私の方に体が来るのでブレーキして間一髪で避ける。

前を見たら、落車の右側を抜けた人たちで横並びゴールスプリント。追いつくはずもないけど私も踏みなおして、1人抜いてゴール。

残念。でもこの悔しさは次にぶつけます。