カトチェラーラから見たアンカー日産サイクルパークフェスティバル

キングの部 優勝
日産スタジアム・サイクルパークフェスティバルに参加してきました。
レース内容は午前に3時間、午後に2時間のレース。

チームメイトは鎌田さん、原くん。私より足のある二人。足を引っ張らなければいいのですが。。。

午前中のレースの大まかな作戦はそれぞれ1時間ずつ。臨機応変に。
走行順は鎌田さん、私、原くん。

理由はレーススタート時のガチャガチャした感じを鎌田さんは避けるのが上手いし、最後のスプリントになったとき、原くんが一番力あるから。
私の役目は鎌田さんがピットインしたときに全力で集団復帰することと原くんができるだけ簡単に集団復帰できるようにつなぐこと。
またライバルチームが出来るだけ集団復帰しにくい状況を作ること。

レーススタート。

鎌田さんが持ち前のレース勘でするすると先頭集団に。
もう後は淡々とアンカーと引きつ引かれつだったようで、私にバトンタッチ。
私がピットから出ていくとはもうすでに集団がスタジアムから出ていたので、ここから一人TT。
アンカーの選手が引いているだけあって、ペースにばらつきがない。とにかく集団復帰を目指してペダルを踏む。ようやく一周を終えるくらいで集団復帰できた。

まずは第一関門クリア。

1時間の内20分くらいは集団の後ろでヒラヒラして、足の回復に努める。コースに入る前にライバルチームの確認をすると、ピットの隣に陣取っているBurningWheelさんのみ。
当然、この集団にBurningWheelさんはいる。私より先に彼らが選手交代をするだろうから、その時集団のペースを上げて、交代した方が集団復帰できないように、画策する。

ピットインするタイミングが分かったので集団を引っ張り速度を上げたが、彼らも必死で何とか集団復帰。
集団を引いているときにそろそろ交代かなと思って、後ろを振り返ると、集団と50m位の差が。こうなったら行くしかなくって、全力で集団から逃げる。逃げる、逃げる、逃げる。きっちー。

どれくらい逃げられたか分からなかったけど、とりえあえず原くんにバトンタッチ。あとは富士ヒルクライム一般の部チャンピオンの原くんに全て託す。

一周して戻ってきたときには集団に復帰してるだろうなと思ってたけど、ここで予想外の出来事が。原くんが集団に復帰してない。うそー、俺やらかしちゃったか???第二関門はクリアならず。ごめんよ。

集団〜12秒〜原くん

という構図。ここから原くんの一人TT。原くんがいかに強くてもやはり集団の力は偉大。じわじわと離されていく。
途中でアンカーが引かなくなって22秒差までこぎつけたけど、一人の力ではどうしょうもなく、結局3時間の部トップと52秒差の2位。

この大会、実はエントリーするときに優勝するつもりでエントリーしてまして、周りからも優勝以外ありえない、と言われてました。

そんな中、非常に重い52秒。昼食時にいろいろ作戦を考えますが、全くいいアイデアが思い浮かびません。

日曜日に原くんが本気で着を狙っている大会があるので、午後は私と鎌田さんで一時間ずつ。

何も作戦が思いつかなまま、無常にも午後の部、スタート。

走行順はやっぱり鎌田さん、私。
私個人としては一対一の勝負になったら勝てるんじゃないかと思ってました。というのも午前中集団を引くのはアンカーか僕達か個人でエントリーしている人だけだったから。

この辺はたぶん鎌田さんも同じ。とにかく相手は僕らの後ろにぴったりマークしてればいいので、僕らはそれを何とかして引きちぎらないと勝機はない。

私はレース勘が冴えてる鎌田さんであれば、私にバトンタッチするときに、そういう状況が出来上がってないかな〜、なんて思ってました。もう無理なんて絶望もしてましたけど。かといって諦めるわけにはいかないので走り始める30分前から入念にアップを開始。

鎌田さんがラスト一周の合図を出したとき、ぴったりマークされてた鎌田さんの後ろがいない。。。BurningWheelさんがピットインしている。

鎌田さんは当然この動きを知ってるので、もう一周して、私にバトンタッチ。この時の差がたぶん40秒くらい。

BurningWheelさんも私も集団には入っていない。つまり一時間の完全TT対決。願ったり叶ったり。私にとって最高の状況が整ってる。ただ責任重大。とにかく53秒以上離してゴールしないと勝てない。

これで負けたら正座じゃ済まないだろうな、なんてしょうもないことを考えつつも、集団で走ってる時 1Lap 5分30秒前後だったので、そのペースで走れば勝てるんじゃないかと思ってペダルを踏む。いざ走ってみると思いの外、キツい。ただ勝つためにはやるしかない。ヨダレを垂らしながら走ります。

周回を重ねるごとにピットに差を聞き、1分、1分30秒と差が開いていく。残り20分のところで私の後ろにフラットバー個人でエントリーされている方がついてきている。
この方とローテを回しつつ、ペースを落とさなければ、イケル。はず。
2時間終了の6分前にピットの前を通過したとき、タイム差は2分。

1Lap5分30秒で2分差だから私はもう一周できるけど、彼らは無理。よし、勝ったと思い、少しペースを緩めて、落車しない、巻き込まれないことだけを考えて走り、無事ゴール。

ゴールの後、ガッツポーツで両手放しして落車しそうになる。。。。

いや〜、きつかった。でも楽しかった〜。んでもってめちゃくちゃ嬉しい。
人生初の表彰台。


鎌田さんのレース勘、原くんの粘りの独走がなければ、この結果はなかった。いいチームメイトに恵まれました。チームメイトに乾杯!

またいろいろな方が応援に来ていただき、励みになりました。ありがとうございました。

ロードレース、楽しぃ!


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